「謄本(とうほん)」とは、
戸籍などで全て書いてあるものを指します。
ですから「戸籍謄本」とは、
戸籍に載っている全ての人の情報が書かれたものを言います。
「抄本(しょうほん)」とは、
戸籍などで一部のものが書いてあるものを指します。
ですから「戸籍抄本」とは、
戸籍に載っている人の一部のものが書かれているものを言います。
例えば、右のような家族の戸籍の場合で考えます。
市役所の窓口で「戸籍謄本ください」というと、
父、母、長男、長女の4名全てが記載された戸籍が出されます。
一方で、「戸籍抄本をください」と言うと窓口で、
「どなたが掲載されているものが必要ですか?」と聞かれ、
例えば「長男です」と答えると、長男だけが掲載された戸籍が出されます。
このように「謄本」は全てが記載されたもので、
「抄本」は一部が記載されたものを言います。